2010年1月18日月曜日

SF作家・翻訳家 柴野拓美(筆名=小隅黎)先生逝去(東京創元社サイト)

柴野拓美
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柴野 拓美(しばの たくみ、1926年10月27日 - 2010年1月16日)は、日本のSF翻訳家、SF作家であり、SF研究家である。石川県出身。
目次
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* 1 人物・来歴
* 2 所属団体
* 3 著作
o 3.1 小説
o 3.2 評論
o 3.3 翻訳
* 4 註
* 5 外部リンク

人物・来歴 [編集]

1950年6月、東京工業大学機械工学科卒業。1951年4月 - 1977年3月、東京都立小山台高等学校(定時制)数学科教諭。

小隅 黎(こずみ れい) のペンネームで翻訳・創作をおこなっており、英語圏の作家とも親交が深い(ペンネームの由来は「コズミック・レイ」から)。小隅黎名義ではタツノコプロが製作した数多くのアニメ作品のSF考証も担当。同社の処女作『宇宙エース』では既にフィルムができあがっている状況で作中の描写に対して整合性のある理屈をつけるという、後の『機動戦士ガンダム』で松崎健一(スタジオぬえ)が行った作業に先駆けてもいる。

1957年に創刊された日本最初のSF同人誌「宇宙塵」(当初のグループ名称は「科学創作クラブ」)主宰者であり、日本SFファンダムの父でもある。1962年に第1回日本SF大会MEG-CONを主催、1965年にはSFファングループ連合会議創立もおこなった。同時にSFファンダム賞も創設(これは5年後に星雲賞にその役割をゆずった)。1982年からは、日本SFファンダム賞の趣旨を受け継ぐかたちで、日本のSFファンダムに功労のあった人物を顕彰する柴野拓美賞を創設、自ら受賞者を選出し、毎年、日本SF大会席上にて発表していた。

世界SF大会では、1996年大会と2007年大会でファン・ゲスト・オヴ・オナーをつとめた。

2010年(平成22年)1月16日、死去した[1]。満83歳没。
所属団体 [編集]

* 「日本推理作家協会」
* 「日本SF作家クラブ」
* 「SFWA(アメリカSF作家協会)」
* 「WORLD・SF(国際SF組織)」

著作 [編集]
小説 [編集]

* 『超人間プラスX』
* 『月ジェット作戦』
* 『北極シティの反乱』徳間書店:刊

評論 [編集]

* 「『集団理性』の提唱」- 巽孝之編「日本SF論争史」(勁草書房)に収録。

翻訳 [編集]

* ハル・クレメント『超惑星への使命』
* アンドレ・ノートン『大宇宙の墓場』
* ラリー・ニーヴン『リングワールド』
* J・マックフィー『原爆は誰でも作れる』
* J・P・ホーガン『造物主の掟』
* E・E・スミス《レンズマン》シリーズ

ハードSF作品を中心に、60作品に及ぶ。
註 [編集]

1. ^ 訃報 柴野拓美先生、迅雷計画のブログ、佐原晃、2010年1月17日付、2010年1月17日閲覧。

外部リンク [編集]

* SF作家・翻訳家 柴野拓美(筆名=小隅黎)先生逝去(東京創元社サイト)

「http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B4%E9%87%8E%E6%8B%93%E7%BE%8E」より作成
カテゴリ: 亡くなったばかりの人物 | 日本のSF作家 | 日本の翻訳家 | 石川県出身の人物 | 1926年生 | 2010年没
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