2010年1月5日火曜日

今後世界経済が持続可能な成長を続けていくために

1. グローバリゼーションの光と影

(1) 今日の世界経済の発展に伴うひずみ

 第二次世界大戦後のブレトンウッズ及びGATT体制に始まった世界経済体制は、戦前に見られた経済のブロック化の失敗を反省し、基本的な方向性として市場経済化及び貿易投資の自由化を指向してきた。その結果、世界各国の相互依存が深化するとともに世界経済も大きく成長を見せた。特に冷戦が終結に向かうとともに貿易投資障壁が世界的に低減・撤廃された1980年代以降は、モノ、カネ、ヒト及び情報の国境を越えた移動がまさに地球規模で活発化し、ますます世界経済は相互依存を深化させ、大きく成長を遂げた。しかし、他方でこのようなグローバリゼーションの進展とともに世界経済が発展する中で、雇用、所得格差、南北格差、森林減少、食品安全等の問題が顕在化している。例えば南北格差については、特にアフリカ諸国等は1970年以降、経済成長の低迷に苦しんでおり、その結果、南北格差は拡大している。また、森林減少については、今日、毎年日本の国土の3分の1に相当する面積の森林が失われている。このように、今日の世界経済が発展すると同時にひずみが生じており、今後世界経済が持続可能な成長を続けていくためには、我らが人類は真摯な対応が迫られている。

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