2010年1月5日火曜日

対内直接投資を促進

2.構造改革推進のための対内直接投資の積極的活用

 我が国経済の活性化を図る上で、技術・経営ノウハウの拡散や競争促進的な効果をもたらす対内直接投資の促進は1つの有効な手段である。同時に、対内直接投資は、我が国の事業環境の魅力を測るバロメーターとも言える。これまでも我が国政府は、1)雇用の拡大、2)新たな技術・経営ノウハウの吸収(コラム8参照)、3)健全な競争促進による消費者利益の拡大等を対内直接投資の意義として掲げ、積極的に対内直接投資を促進してきた(注121)。以下では、我が国への対内直接投資に関する現状分析・国際比較を行った上で、今後更に対内直接投資を促進する上での政策的課題を検討する。

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