2010年1月13日水曜日

Windows上の仮想化環境でLinuxを起動

QEMUでリードオンリーLinuxを起動
Windows上で仮想シンクライアント、クラムワークス

2008/11/28

 クラムワークスは11月28日、「vROM - Thin Client on Windows」を発売した。価格は7980円(税込み)。Windows上の仮想化環境でLinuxを起動し、安全なシンクライアント環境を実現する。オープンソースの仮想化環境「QEMU」とLinuxカーネル 2.4を組み合わせた。

 シンクライアントとして起動するLinuxのイメージは、Windows上ではリードオンリーに設定されているため、マルウェアなどによりシステムファイルが書き換えられる危険はないという。仮想環境の設定変更は専用ツール「vROM Admin」で行う。

 また、Webブラウザの履歴やクッキーは、RAMディスク上に保存されているため、仮想環境を終了した時点で消滅する。再度起動したときには、クリーンな設定で使えるという。

 WebブラウザはFirefox 2相当で、リモートデスクトップアクセス環境と「TightVNC Viewer」「Rdesktop」「Citrix ICAクライアント」を含み、VNC、RDP、ICAといったプロトコルに対応する。VNCとRDPによる接続ではOpenSSHも利用できる。

 動作環境はWindows XP、Vistaで32ビット版のみサポート。ハードディスクの空き容量が約300MB必要。

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