2010年2月4日木曜日

<ハウステンボス>支援機構の活用検討


社会ニュース


毎日新聞
<ハウステンボス>支援機構の活用検討 国交相 (毎日新聞)
記事写真
写真1
 ハウステンボス=長崎県佐世保市で2009年11月30日、野呂賢治撮影

 大型リゾート施設「ハウステンボス」(HTB、長崎県佐世保市)の再建問題で、前原誠司国土交通相は30日、企業再生支援機構の活用を検討する考えを示した。遊説先の長崎県内で、報道陣に「企業再生支援機構の活用ができるかどうか、所管の菅(直人)副総理と相談して取り組みたい」と述べた。

 HTBを巡っては、大手旅行業エイチ・アイ・エス(HIS、東京都)が支援を検討しているが、高額の修繕費用などから断念の可能性が高まっていた。同機構の支援が得られれば、状況は大きく変わることになる。

 ただ、同機構の支援を受けるには、HTBが提出する再建計画の審査や資産の査定などがあり、認められるかは不透明。また現在の更生計画で決められた債務返済期限は3月末に迫っており、時間切れの可能性もある。

 前原国交相はこの日、佐世保市の朝長則男市長から再建支援を求める要望書を手渡されたことや、HISの沢田秀雄会長から電話で「(予想以上に多額の費用がかかり)対応しきれない」と言われた経緯を説明。両者それぞれに「国が支援できる制度がないか検討したい」と伝えたことも明かした。【山下誠吾、古賀亮至】

[ 2010年1月30日21時6分 ]

0 件のコメント:

コメントを投稿