2009年12月9日水曜日

プラナリアの頭と尾の方向を決める仕組みを解明

プラナリアの頭と尾の方向を決める仕組みを解明
reoによる 2009年12月09日 13時00分の掲載
高校で生物を選択したかどうか部門より。
ある Anonymous Coward 曰く、

体を真っ二つに切断しても、その断片から頭と尾が生えてくるなど、強い生命力を持つ「プラナリア」という生物がいるそうだ。この生物は体を 10 個に切ると、それぞれに頭や尾が生えて 10 匹に分裂するくらいの回復力を備えているのだが、切断した部分はかならず元々頭があった側に頭が、尾があった側に尾が生えてくるという性質があるそうで、この仕組みは長年謎のままであった。しかし、このたび京都大学の阿形教授らが、この「頭と尾の方向を決める」仕組みを解明したそうだ (asahi.com の記事より) 。

これによると、「ヘッジホッグ」というタンパク質が重要な役割を果たしているそうで、通常ヘッジホッグは頭から尾に向けて運ばれており、体が切断されると、元々尾があった方向の切断面にこのタンパク質がたまるそうだ。これが特定の受容体に結びつき、「尾を作る」命令を出す遺伝子が働き出すとのこと。ただし、断片が短いとこれがうまく働かず、尾の方向に頭ができるそうだ。

タレコミ子はこの生物の存在を知らなかったので、「切断しても復活する」ということに非常に驚くばかりである

0 件のコメント:

コメントを投稿